歯車修理

歯車修理・製作なら中村製作所

ウォームギア 修理前
before
after

歯車修理とは?実際には“同等品の再製作”が必要な理由

摩耗や欠損した歯車を復元したい、壊れたギアを直したいという相談が数多く見受けられます。しかし実際には、「歯車の修理」という行為はほとんどの場合、現実的ではありません

歯車はミクロン単位の精度が求められる部品であり、損傷した歯面を部分的に補修しても、精度・強度・耐久性を保証するのは困難です。そのため、現物と同等機能・仕様を持つ「代替歯車(リプレイスギア)」を新規製作することが修理の正しい実務的対応です。

中村製作所が提供する壊れてしまった歯車の「同等品製作サービス」が可能です。

歯車修理はなぜできないのか?|「修理=再製作」の実態

歯車は単なる金属の塊ではありません。噛み合い精度、歯形プロファイル、歯面の硬度、心振れ、同心度など、非常に高度な精度管理と工程設計によって成立しています。

よくある修理希望のケース:

  • 歯が欠けた/折れた

  • 摩耗して歯面が丸まってきた

  • 異音・バックラッシュが大きくなった

  • 材質や熱処理の影響で歯が焼き付いた

修理が困難な理由:

理由

解説

精度の再現が不可能

歯形補修では元のプロファイルが狂い、伝達効率が低下

強度・硬度の復元が困難

摩耗部のみ硬化処理などは極めて困難。全体バランスが崩れる

局所補修は高コスト

1歯修復に専用溶接や加工が必要で、新規製作より高額になる場合も

破損の根本原因が不明

原因調査からやり直す必要があり、再製作の方が早く確実

 結論:歯車は「修理」ではなく「再製作」が主流

中村製作所の対応方針|“図面なし現物”からでも再製作OK

中村製作所では、これまで数百点以上の「修理希望=再製作対応」を行ってきました。特に図面が残っていない歯車、古い機械の部品などでも、現物からの寸法再構築・製作まで対応可能です。

修理対応(再製作)のプロセス

STEP 1. 現物の受領・確認

  • 損傷レベルの確認(歯数欠損・摩耗・破損箇所)

  • 軸穴、キー、フランジ形状なども確認

  • 使用環境、材質条件、過去のトラブルなどもヒアリング

STEP 2. 現物の測定・再現

  • 歯形測定機、三次元測定機で破損していない部分から形状データを取得

  • モジュール、圧力角、歯数、歯幅、軸穴径などを正確に再現

  • 必要に応じて**材質分析(成分スペクトル解析)**も実施

STEP 3. 図面の再作成

  • 測定結果から歯車CAD図面を起こし、仮図として確認

  • ユーザーの使用条件に合わせた調整(材質変更・熱処理変更など)も対応可能

  • 図面は納品時にPDF等で提供可(要希望)

STEP 4. 加工・熱処理・研削

  • 材料手配 → 旋削/マシニング → 歯切り → 熱処理(必要時)→ 歯面研削

  • 必要に応じてJIS等級(例:JIS4級)での歯面精度保証にも対応

STEP 5. 性能確認・納品

  • 歯形・歯面粗さ・歯面振れなどの検査を実施

  • ロット数1個〜対応可能。短納期やテンポラリ歯車にも対応

再製可能な主な歯車タイプ

  • 平歯車(スパーギア)

  • はすば歯車(ヘリカルギア)

  • インターナルギア(内歯)

  • セクターギア

  • ウォームギア+ホイール

  • 鋳物製・鍛造製の歯車の後加工品

  • 焼結材の旧モデル歯車など

中村製作所の対応実績

対象業界

内容

対応内容

製紙機械メーカー

30年前の内歯車が摩耗

図面なしから内歯形を測定 → 再製作納品

鉄鋼業メンテ部門

セクターギア欠損

現物反転+形状修正 → 成形研削仕上げ

医療機器メーカー

廃番モーター内歯車の代替品

焼結材を削り出し+圧入対応

よくある質問(FAQ)

Q. 1個だけでも作れますか?
 → はい。中村製作所では1個からの加工対応が可能です。

Q. 図面がありませんが、本当に作れますか?
 → 問題ありません。現物が1つでもあれば、測定から図面作成→製作まで対応可能
です。

歯車の再作成なら中村製作所

「歯車を修理したい」という要望は多いですが、実際には再製作=正確な形状と性能をもつ代替歯車の新規製作が現実的な選択肢です。

中村製作所では、図面がなくても現物から再現し、必要な精度・強度・納期を確保した上で、最適な再製作歯車を提供しています。

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