歯車製作なら中村製作所
設計・製法提案から精密仕上げまで一括対応|1個〜量産|全国対応
歯車の製作依頼を出したいが、どこに相談すればよいかわからない——そんな声をよくいただきます。
歯車は「歯を切るだけ」の部品ではありません。素材選定・ブランク加工・歯切り・熱処理・仕上げ研削・検査と、多工程にわたる複合製品です。しかも、製法の選び方ひとつで精度・コスト・納期が大きく変わります。
中村製作所は、歯車研削を核とした精密加工の専門家です。 自社の研削技術を起点に、協力工場ネットワークを活用することで、 設計・素材選定から歯切り・熱処理・仕上げ研削・検査まで、 歯車製作のすべての工程を一括してご提供します。
● 1個の試作から量産まで対応
● 複数の製法から最適を提案できる中立的な立場
● JIS 0〜2級の精密仕上げまで社内で品質保証


材質:SCM415
浸炭焼入れ後ネジ研磨

材質:リン青銅
ストレートベベルギヤ

モジュール0.5-40枚歯研平歯車

材質:SCM415
浸炭焼き入れ後ハスバ歯車


材質:SCM415
浸炭焼入軸付き歯車


歯車製作は「製法選定」が性能・コストを決める
歯車は形状だけでなく、どの製法で作るかによって、強度・精度・コスト・納期がまったく異なります。「とりあえず歯切りで作る」という判断が、量産フェーズでコスト高を招いたり、逆に試作段階で不必要な設備投資を生んだりするケースは珍しくありません。
製法選定を誤ると起きること
| よくある失敗 | 原因 | 中村製作所なら |
| 試作は切削で作ったが量産で使えない | 量産向け製法(鍛造・焼結)の検討が試作段階で抜けていた | 試作時から量産工程を見据えた製法提案 |
| 熱処理後の歪みで精度が出ない | 製法と熱処理の組み合わせが最適化されていなかった | 研削前提の工程設計で精度を担保 |
| 加工会社を何社も使い管理が大変 | 工程ごとに外注先が分断されている | 窓口一本化でワンストップ対応 |
| 精度保証の基準が曖昧 | 専門知識のない商社や一般加工会社に依頼した | 歯車専門家がJIS等級で品質保証 |
中村製作所は歯車研削の専門家だからこそ、「最終仕上げで何が必要か」から逆算して最適な製造工程を設計できます。これが、単なる加工会社との根本的な違いです。
中村製作所の一括対応体制
自社の研削・精密加工技術を核としながら、実績ある協力工場と連携することで、歯車製作のフルラインナップを一社で提供します。
| 工程 | 対応 | 体制 |
| 設計・図面レビュー支援 | ○ | 社内技術者による公差設定・熱処理変形予測のアドバイス |
| 素材調達・ブランク加工 | ○ | 協力工場と連携。素材から対応可能 |
| マシニング・旋盤加工 | ○ | 協力工場(CNC旋盤・マシニングセンタ)と連携 |
| 歯切り加工(ホブ・シェーパ) | ○ | 協力工場と連携 |
| 鋳造・冷間圧造・粉末冶金 | ○ | 用途・数量に応じ最適な協力工場を選定 |
| 熱処理(焼入れ・浸炭等) | ○ | 協力工場と連携 |
| 歯車研削(仕上げ) | ◎ | 社内で完結。JIS 0〜2級対応・全品検査 |
| 精度測定・検査成績書発行 | ◎ | 社内完結。歯形・歯筋・ピッチ等の精密測定 |
◎:自社完結 ○:協力工場と連携
歯車の主な製造方法と特徴
歯車は用途・数量・要求精度によって、最適な製造方法が異なります。中村製作所では以下の製法すべてに対応し、条件に合わせて最適な組み合わせを提案します。
製法①. マシニング加工・旋盤加工 軸・穴・外形の形状加工
歯車の中心軸・取付部・フランジ・キー溝などの形状は、マシニングセンタやCNC旋盤で加工します。この工程は歯車の芯振れ精度や取付精度に直結し、最終品質の基盤となります。
| 項目 | 内容 |
| 適した用途 | 試作・小ロット・特注形状・高精度部品 |
| 精度 | ±数μm単位の精密加工が可能 |
| 特徴 | 柔軟な設計変更・形状最適化に対応。複雑形状も一品から製作可能 |
| 後工程との連携 | 歯切り・研削との組み合わせで高精度歯車に仕上げる |
製法②. 歯切り加工(ホブ盤・ギヤシェーパ) 歯形の切削加工
歯そのものの形状は、専用の歯切盤で加工します。代表的な方法として、ホブ盤によるホブ切りや、ギヤシェーパによる内歯加工があります。
| 加工方法 | 特徴 | 適した歯車 |
| ホブ切り(ホブ盤) | 円筒状のホブカッターで歯形を切削。高効率・量産向き | 外歯車(平歯車・はすば歯車・ウォームシャフト等) |
| ギヤシェーパ | 刃物が往復運動する切削方式。内歯加工が可能 | 内歯車・干渉物近傍の歯車・段付き歯車等 |
歯切り単体での到達精度はJIS 4〜8級程度です。高精度が必要な場合は、後工程の歯車研削と組み合わせることでJIS 0〜2級の仕上がりが実現できます。
製法③. 鋳造(鋳物歯車) 大型・コスト重視の大量生産に
溶かした金属を型に流し込み成形する製法です。大型歯車やコスト重視の大量生産品に適しています。初期投資に比して部品単価を抑えられる反面、寸法誤差や表面粗さが大きく、後加工として研削・切削が不可欠です。
| 項目 | 内容 |
| 適した用途 | 大型歯車・コスト重視品・農業機械・産業機械向け |
| メリット | 複雑形状への対応・大量生産時のコスト効率 |
| 課題 | 寸法誤差・表面粗さ・引け巣リスク |
| 中村製作所の役割 | 鋳造メーカーと連携し素材調達→社内で仕上げ研削・精度保証を一括対応 |
製法④. 冷間圧造(鍛造) 高強度・小型歯車の量産に
常温で金属を圧縮成形する製法です。材料の結晶構造を壊さずに成形するため、高い強度と靭性を維持できます。自動車部品や高強度を求める歯車で多用されます。
| 項目 | 内容 |
| 適した用途 | 自動車部品・高強度小型歯車・量産品 |
| メリット | 高強度・高靭性・材料歩留りが良い・量産コストが低い |
| 課題 | 型精度に依存するため歯形精度・面粗さに限界。後加工必須 |
| 中村製作所の役割 | 鍛造品の仕上げ研削を一括受託。熱処理歪みの補正も対応 |
製法⑤. 粉末冶金(焼結歯車) 複雑小型形状の大量生産に
金属粉末を金型で圧縮し焼結する製法です。切削レスで複雑形状の大量成形が可能で、自動車のオイルポンプや小型モーター向け歯車などに活用されています。
| 項目 | 内容 |
| 適した用途 | 小型・複雑形状・大量生産(自動車補機・精密機器等) |
| メリット | 切削レスで成形。材料ロスが少なく大量生産コストが低い |
| 課題 | 密度ムラ・微細バリ・面粗さが課題。高精度用途では仕上げ研削が必須 |
| 中村製作所の役割 | 焼結品への補正加工・仕上げ研削・精度測定まで一貫対応 |
製法⑥. 歯車研削(成形研削・創成研削) すべての製法の最終精度保証
どの製法で作られた歯車も、高精度が必要な場合は最後に歯車研削で仕上げます。これが中村製作所の中核技術です。
| 研削方式 | 特徴 | 適した用途 |
| 成形研削 | 砥石の歯形プロファイルで一歯ずつ仕上げる。高精度・多様な歯形に対応 | 試作品・単品・特殊形状・JIS 0〜1級要求品 |
| 創成研削 | 多条ねじ状砥石で多歯を連続研削。高能率・量産向き | 量産品・多数歯・JIS 1〜2級要求品 |
歯車研削によりJIS 0〜2級相当の精度を実現。騒音・振動低減、耐摩耗性向上、長寿命化といった機能品質を最終的に担保します。
製法選定ガイド|用途・数量・精度から最適な製法を選ぶ
下記は主な条件ごとの製法選定の目安です。実際のご提案は、お客様の図面・仕様をもとに中村製作所の技術者が最適な組み合わせをご提案します。
| 条件 | 推奨製法 | 仕上げ研削 |
| 試作・1個〜小ロット(〜数十個) | マシニング加工+歯切り | 成形研削で対応 |
| 中ロット(数十〜数百個)・中精度 | 歯切り(ホブ・シェーパ)+熱処理 | 創成研削で対応 |
| 大量生産・高強度小型品 | 冷間圧造(鍛造)+熱処理 | 創成研削で精度補正 |
| 大量生産・複雑小型形状 | 粉末冶金(焼結) | 仕上げ研削で精度保証 |
| 大型歯車・コスト重視 | 鋳造+切削加工 | 必要精度に応じて研削 |
| 超高精度(JIS 0〜1級)・単品 | マシニング+歯切り | 成形研削で高精度仕上げ |
| EV・ロボット・静粛性重視 | 歯切り+精密熱処理 | 創成研削(JIS 0〜2級) |
上記はあくまで目安です。実際は素材・モジュール・要求精度・コスト目標などを総合的に判断して最適な製法をご提案します。
対応できる歯車の種類
中村製作所では、以下の歯車種別に対して、製法の最適提案から精密仕上げまで対応しています。
| 歯車の種類 | 主な用途 | 推奨加工・研削方法 |
| 平歯車(スパーギア) | 汎用機械・自動車部品・小型駆動装置 | ホブ切り+成形研削・創成研削 |
| はすば歯車(ヘリカルギア) | 自動車トランスミッション・減速機・EV用 | ホブ切り+創成研削(JIS 0〜2級) |
| ベベルギア(傘歯車) | 工作機械・農機具・旋回装置 | 専用歯切り機+研削仕上げ |
| 内歯車(インターナルギア) | 遊星歯車機構・コンパクト減速機 | ギヤシェーパ+精密研削 |
| ウォーム・ウォームシャフト | 減速機・精密送り装置・リフター | ねじ加工+歯面研削 |
| ラックギア | ラック&ピニオン・搬送設備 | マシニング・専用ラック切削 |
| スプロケット | 搬送装置・自転車・FA機器 | ワイヤーカット・歯面研削 |
| 遊星歯車(プラネタリギア) | 自動車変速機・ロボット減速機 | 高精度歯切り+成形研削 |
| セクターギア | ロボットアーム・調整機構 | マシニング+研削仕上げ |
中村製作所が選ばれる5つの理由
① 研削専門家だから「最終精度から逆算」した製法提案ができる
一般的な加工会社は自社の設備で対応できる範囲しか提案しません。しかし中村製作所は「最終的にJIS 0〜2級の精度が必要」という仕上がり品質から逆算して、最適な素材・製法・工程を設計します。この逆算思考が、品質とコストの最適化を実現します。
② 1個の試作から量産まで同じ窓口で対応
「試作は1個だが、量産では年10万個必要」——こうした依頼でも、試作段階から量産を見据えた製法選定を行い、試作〜量産移行をスムーズに支援します。製法変更による品質ブレを防ぐのも中村製作所の強みです。
③ 複数の製法に中立な立場で最適提案
鍛造会社は鍛造を勧め、焼結会社は焼結を勧めます。中村製作所は特定の製法に縛られない中立な立場から、お客様の条件(精度・数量・コスト・納期)に最適な製法を選定して提案できます。
④ 設計段階からの技術支援
図面レビュー・公差設定・熱処理変形予測・製法変更提案など、設計段階からの技術サポートを行います。「図面はまだない」「どんな歯車を作ればいいかも相談したい」という段階からでもご相談ください。
⑤ JIS 0〜2級の精度保証と検査成績書発行
社内の歯車測定機・三次元測定機による全品検査体制と検査成績書の発行により、確実な品質保証を提供します。EV・ロボット・医療機器など厳格な品質要求にも対応します。
実績事例(一部抜粋)
| 業種・用途 | 依頼内容 | 採用製法 | 成果 |
| 医療機器メーカー | 1個から歯車試作 | マシニング+成形研削 | JIS 0〜1級・試作→量産移行を支援 |
| 自動車部品メーカー | 量産5万個/年の仕上げ研削 | 冷間圧造+創成研削 | コスト30%削減・精度JIS 1〜2級安定 |
| ロボットメーカー | 静音・高精度歯車 | 歯切り+成形研削 | 騒音・振動要件クリア・JIS 0〜2級 |
| 産業機械メーカー | 鋳造大型歯車の仕上げ | 鋳造+切削+研削仕上げ | 耐久性・面粗さ要件を満足 |
| 設備メーカー | 設計段階から相談 | 設計支援→マシニング→研削 | 試作から量産まで一社完結 |
こんなご相談が寄せられています
| よくあるご相談 | 中村製作所の対応 |
| 試作と量産で加工法を切り替えたい | 切削試作→冷間鍛造/焼結への移行を設計段階から支援 |
| 高精度ギアを試作段階から保証付きで作りたい | 成形研削+歯形精密測定にて対応 |
| 鋳造歯車の表面を滑らかにしたい | 研削仕上げ+面粗度測定で保証対応 |
| 図面がなく現物から複製したい | 現物測定→リバースエンジニアリング→製作 |
| 熱処理後に精度が出ない | 歪み補正研削+工程設計の見直しを提案 |
| 複数の加工業者を一本化したい | 窓口一本化・工程管理・品質保証を一括対応 |
よくあるご質問(FAQ)
Q. 歯車の製作を依頼したいが、図面がない状態でも相談できますか?
A. はい、対応しています。「こういう動きをさせたい」「この機械に使う歯車を作りたい」という段階からご相談ください。仕様の整理・図面化のご支援も行っています。現物がある場合は、現物測定からの複製も可能です。
Q. 1個の試作から対応していますか?
A. はい、1個からの試作に対応しています。マシニング+成形研削の組み合わせで、単品から高精度な試作歯車を製作します。
Q. 試作から量産への切り替えも相談できますか?
A. はい、試作段階から量産を見据えた製法設計を行っています。試作は切削で行い、量産フェーズで冷間鍛造・粉末冶金に切り替えるといった移行支援も得意としています。
Q. 歯切り加工だけの依頼もできますか?
A. はい、歯切りのみ、研削のみ、歯切り+研削といった工程指定の依頼にも対応しています。お客様の工程に合わせてご相談ください。
Q. どの製法が自社製品に最適かわかりません。提案してもらえますか?
A. はい、それが中村製作所の強みのひとつです。精度・数量・コスト・用途をお聞きした上で、最適な製法を中立な立場でご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
Q. JIS精度等級の指定ができますか?
A. はい、JIS 0〜2級相当まで対応しています。ご要求精度をお知らせいただければ、最適な加工方法と品質保証体制をご提案します。
Q. 検査成績書の発行はできますか?
A. はい、対応しています。歯形・歯筋・ピッチ・面粗度等の測定結果を記載した検査成績書を発行します。
Q. 全国からの依頼に対応していますか?
A. はい、北海道〜沖縄まで全国対応しています。図面・仕様書をメールでお送りいただければ迅速にお見積もりします。
お問い合わせから納品までの流れ
| ステップ | 内容 | 目安 |
| ① ご相談・ヒアリング | 用途・精度・数量・コスト目標などをヒアリング。図面がない段階でも可 | 即日〜翌営業日 |
| ② 図面確認・製法提案 | 最適な製造工程・製法の組み合わせをご提案。見積前の技術相談無料 | 2〜3営業日 |
| ③ お見積もり提出 | 製法・数量・納期を確認し、詳細見積書をご提示 | 3〜5営業日 |
| ④ ご発注・工程確定 | 発注確定後、協力工場を含む全工程スケジュールを確定 | 受注確定後 |
| ⑤ 製作・品質管理 | 各工程を進行。社内で中間・最終検査を実施 | 納期に応じて |
| ⑥ 納品・アフターフォロー | 検査成績書とともに納品。量産移行の支援も継続対応 | 指定納期 |
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